フルングニルのハート
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このノルウェーのシンボルが最初に見つかったのは古いノルウェーの石に彫刻されているものでした。エッダの巨大なフルングニルは
”フルングニルのハート”と呼ばれ、他にもヴァルクヌトあるいは”スレイの結び目
”として最もよく知ら
れています。死後の世界を意味することから、葬式のモチーフとして石に彫刻されているものがいくつか見つかっています。三
つが折り重なったヴァルクヌトの形には九つの角があり、時には再生や妊娠、輪廻を意味しています。また九つの角は九つの世界を表しています。織り交ぜられ
た形は、地球、地獄、天国の三つの相互関係を表し、それらを取り巻く九つの領界を示しています。
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ミョルニルのペンダント - ミョ
ルニルのペンダントは、9世紀から10世紀に
かけてノルウェーの異教徒が身に付けていました。 |
ユグドラシル
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ノルウェー神話のユグドラシルは、ノルウェー宇宙論の中心となる巨大な木で、この木は世界の木とされ、その周りに九つの世界が存在していました。一般的に
"ユグ(オーディン)の馬"を意味すると考えられています。ユグドラシルは、巨大なトリネコの木で非常に神聖とみなされる中心となる木です。
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イズン
- ノルウェー神話でイズンはリンゴと若さに関連した女神です。 |
オーディンの角
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オーディンの三つの角は、飲んでいる三つの角が交差している姿を表し、ノルウェーの神の父であるオーディンを表しています。ノルウェーのエッダにとって角
は重要で、特に祝杯の儀式で見られる特色があります。角は魔法の蜂蜜酒オードロエリンの三人の娘を表すとする説もあります。
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スレイプニル
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ノルウェー神話では、すべての神の父であるオーディンは、スレイプニルという名前の8本足の馬に乗っていました。この強力で不思議な生き物はエッダとの詩
と散文の両方に登場しています。スレイプニルの図像は8世紀の石の彫刻からも見つかっています。多くの学者は、4本ではなく8本足のスレイプニルは、
シャーマンの旅を象徴し、この馬の由来は祖語インド·ヨーロッパの宗教にまで遡るのではないかと信じています。
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トールのハンマー(ミョ
ルニルとも呼ばれる)は、ノルウェーを背景にしたアサトゥルなどの異教徒の間で一般的に使用され、このシンボルは雷や稲妻をしのぐトールの力を表していま
す。初期異教徒のノルウェー人は、キリスト教が彼らの世界に浸透してきて以降長い間ハンマーを保護のお守りとして身に着けていました。そしてそれは今日
でも続き、アサトゥルや他のノルウェー伝統で今でも身に着けられています。
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九つの世界のシンボル
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ノルウェー神話の宇宙論では、ユグドラシルという世界樹が統一している九つの世界があると言われています。エッダの詩は漠然とした暗示であり、エッダの散
文は中世キリストの宇宙論が影響しているため、この九つの世界の位置を正確に示すことはできません。 ノルウェーの創世神話は、どのようにしてすべてが火
と氷の間のギャップにより存在するようになったのか、またどのように神々が人間の世界をつくったのかを説明しています。
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ヨルムンガンド -
ノルウェー神話に出てくるミッドガルドの蛇、あるいは世界の蛇としても知られているヨルムンガンドは、海の蛇で、女巨人のアングルボザと神ロキの2番目の
子供です。散文エッダによると、オーディンはロキの三人の子供、フェンリル、ヘル、ヨルムンガンドを奪い、ミッドガルドを囲む大きな海にヨルムンガンドを
投げいれました。海の中でヨルムンガンドは成長し、やがて地球を取り囲み自分の尾をくわえるほどに巨大になりました。彼が地球を手放した時に地球が終わる
とされています。そのため、彼はミッドガルドの蛇、あるいは世界の蛇という名前で呼ばれるようになりました。ヨルムンガンドの主な敵は神トールです。
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グングニルは -
ノルウェー神話のグングニルはオーディンの魔法の槍であり、常に狙ったものを打つ殺すことができました。
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