十字架上のバッカス

力、豊饒のシンボル

これは十字架にかけられたワインの神バッカスのシンボルである。バッカスは古代ローマにおけるワイン、豊饒、遊興の神だった。三日月と七つの星が、十字架にかけられたバッカスの姿の上に現れる。このシンボルを描いたオリジナルの遺物はイタリアに由来したが、第二次世界大戦後に失われた。この護符は3世紀のものだと信じられている。

古代ローマ人は、バッカスを祝う男女の大規模な集まりであるバッカナリアの儀式を行った。一時期、ローマ元老院はこれらの儀式があまりに快楽主義的とみなして禁じた。

十字架にかけられたバッカスの姿は、バッカス崇拝からの離反を象徴しうる。神の上の星と三日月のシンボルは、ローマ時代の月の女神を象徴しうる。月の女神は古代ローマで豊饒と女性性を象徴した。バッカスが十字架にかけられているため、これはバッカスと結びつかない月の女神の崇拝のシンボルでありうる。

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