イナンナの結び目
守護と豊饒のシンボル
イナンナは古代メソポタミアの女神だった。彼女は美・愛・欲望・豊饒と結びつけられていた。イナンナの楔形文字の表意文字は、鉤形の葦の結び目だった。結び目は倉庫の戸口柱を表し、それは豊饒のシンボルである。
イナンナは創造の力と神的な女性性を表す。結び目は彼女のための農業のシンボルである。それは、エンキが人類を滅ぼそうとして大洪水を引き起こしたあと、人類を救うためにイナンナが造った葦の船を表す。葦は供給・生命・構造のシンボルである。葦は非常に珍重された作物であり、メソポタミアの生活で日常的に用いられた。
