カタリナの車輪

殉教、昇天、創造、破壊のシンボル

カタリナの車輪は、4世紀の聖人であり殉教者であった聖カタリナにちなんで名付けられたシンボルである。外側の縁に湾曲した刃がついた車輪である。

聖カタリナは4世紀の著名な学者であり王女だった。聖カタリナはエジプトのアレクサンドリアの総督コンストゥスの娘だった。14歳のとき、彼女はマリアとイエスの幻視を見た。子供の頃にキリスト教徒となり、千人を超える人々をキリスト教に改宗させた。当時のローマ皇帝で、残忍で残酷とされたマクセンティウスは、聖カタリナを呼び出した。聖カタリナは彼に、それほど残酷であってはならないと告げた。マクセンティウスは自らの学者たちを呼び、カタリナと議論させた。聖カタリナは議論に勝ち、学者たちの一部はその場で改宗した。それらの学者はマクセンティウスによって即座に処刑され、聖カタリナは牢に投げ込まれて拷問された。彼女を訪ねた者は誰でも即座にキリスト教に改宗し、マクセンティウスの妻も含まれた。聖カタリナは傷ひとつないように見えて牢から出てきたため、マクセンティウスは彼女を釘付きの車輪で処刑するよう命じた。聖カタリナが車輪に触れると、それは砕け散った。マクセンティウスはその後結婚を申し出たが、聖カタリナは彼を拒絶した。マクセンティウスはその後、彼女の斬首を命じた。これらすべてが、聖カタリナが18歳のときに起きた。

別の聖カタリナの車輪は、点火すると螺旋状に回る花火である。円を描くように色とりどりの炎と火花を出す。これは天への昇天と、そこに至る円環状の段階を象徴すると考えられている。火は創造と破壊を象徴する。

カタリナの車輪

聖カタリナの車輪の図像は、1400年代のフランスで巡礼者のバッジに描かれた。巡礼者のバッジは巡礼の旅をする人々が身につけた。今日、イングランドのオックスフォードにあるセント・キャサリンズ・カレッジでは、学章に四つの聖カタリナの車輪が描かれている。1990年代には、キャサリンズ・ホイールという名のイギリスのオルタナティヴ・ロックバンドがあった。円形のスポーク窓はカタリナの車輪と呼ばれる。カタリナの車輪という題の歌、アルバム、映画がさまざまにあり、かぎ針編みにはカタリナの車輪と呼ばれる、風車模様を生み出す編み方がある。

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