カイ・ロー
カイ・ローのシンボルは古代のキリスト教シンボルであり、「キリスト」を意味するギリシャ語「クリストス」の最初の二文字(大文字)を重ねて作られたクリストグラムである。「キー・ロー」と発音され、このモノグラムは英語のアルファベットのXとPで形成されているように見える。実際には、Xに似たギリシャ文字の「カイ」と、Pのように見える「ロー」である。カイ・ローのシンボルはキリストとキリスト教の両方を表し、今日いくつかの変種が存在する。またクリスマスの「Christ」を「X」と略す習慣の背景にもある。
現代のカイ・ローのシンボルの表現ではカイの二本の線が90度で交差しているが、初期のシンボルでは天の赤道と太陽の黄道の交差によって形成される角度で交差している。

カイ・ローのシンボルにはキリスト教以前のつながりがあり、異教のギリシャ人によって幸運を表すものとして尊ばれていたと信じられている。異教のギリシャの書記は、特に重要または関連性が高いとみなした箇所を余白に記すためにこのシンボルを用い、文字カイとローは「良い」を意味する「クレストン」を表した。この印はまたプトレマイオス3世(紀元前246–222年)の硬貨にも見出されている。
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しかし、カイ・ローが広く人気を得てキリスト教徒によって多く用いられるようになったのは、偉大なローマの軍事司令官である皇帝コンスタンティヌス1世がそれをヴェクシルム(軍旗)として採用したあとである。歴史によれば、このシンボルはコンスタンティヌスが紀元312年にローマ郊外のミルウィウス橋の戦いの前に幻視または夢の中に現れ、彼はそれを兵士の盾に付けさせた。彼の軍は戦いに勝ち、その後深く感銘を受けた皇帝はローマ帝国全域でキリスト教を合法化した。後にこのシンボルは、皇帝コンスタンティヌスとその後継者たちの硬貨にも現れた。
